コツコツ読書ブログ

30代の男がおもに実用書やエッセイを紹介しています。

地元の本屋を守ろうと頑張ったが閉店… これから本屋はどうなる?

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先日地元でよく通っていた本屋が閉店した。

突然のことでショックだったし、閉店した今もまだ信じられない気持ちだ。

僕なりに書店を守るためにできることはしているつもりだった。

欲しい本があればネット通販では買わず、店舗に電話して取り寄せてもらうなど、意識的に実店舗で本を買うようにしていた。

しかし最近は本代も高く(というか物価が全体的に高く)、気軽に本を買えなくなった。

金券ショップで図書カードを買ったり、ポイントを使ったりして、節約しながら買っていた。

今はYouTubeなど無料で楽しめる娯楽が溢れているし、お金を払うハードルが以前に比べてかなり上がっていると感じる。

割高で最後まで読んでみないと面白いか分からない本を買うのは、リスキーとみなされても仕方ない。

本が好きな自分でもそう思うのだから、一般の方はますます本を読まなくなるだろう。

それも時代の流れだと理解しつつ、このままでいいのかなという憤りと悲しみ。

色々な思いがないまぜになっている。

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閉店するお店に感謝の気持ちを伝えるため、文庫本を2冊買った。

お店のブックカバーをもらえるのもこれが最後かと思うと切なかった。

昔は店員さんがブックカバーをつけてくれていたが、最後は自分でカバーを持ち帰り、自分でつける方式になっていた。

お店の人につけてもらう瞬間の特別感が好きだったのになあ…。

やってもらうのが当然とは思わないけど、合理化の波によって本を巡る文化が消えたのを痛感して悲しくなった。

今のところ近くに他の書店もあるので、まだなんとか本が身近にある状態。

しかし3・5年後もお店があり続けると思えるほど楽観的でもない。

これから本屋はどうなるんだろうという不安が強い。

自分なりに地元の本屋を守ろうと頑張ったけど、残念な結果になったこと。

まだ気持ちの整理がついていないけど、思い出は消えない。

これまで本当にありがとう。

さようなら。

 

●お店で最後に買った本