(当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています)
この記事はこんな方にオススメです
・精神障害の当事者で恋愛がしたいが、不安や難しさを感じる
・精神障害の当事者で恋愛の仕方(出会い方)が分からない
・精神疾患のある当事者の親で、子どもには恋愛は無理だと諦めている
精神障害者が語る恋愛と結婚とセックス――当事者・家族・支援者のお悩みQ&A(編著:YPS横浜ピアスタッフ協会,精神障害当事者会ポルケ,蔭山正子,横山恵子)
目次
・基本情報
・この本を読もうと思ったわけ
・この本の内容紹介
・この本で学んだこと
・まとめ
「精神障害者が語る恋愛と結婚とセックス」の基本情報
出版社 明石書店
ISBN 9784750350530
判型・ページ数 A5・256ページ
出版年月日 2020/08/10
YPS横浜ピアスタッフ協会 編著
精神障害当事者会ポルケ 編著
蔭山 正子 編著
横山 恵子 編著
恋愛と治療、結婚と回復……。症状に苦しみながら、当事者たちはどうリカバリーし、そしてパートナーと出会ったのか。
恋愛や結婚に不安をもつ当事者の方、周囲で支える家族や支援者の方向けに、当事者と専門家がチームを組み、時に優しく時に真剣にアドバイスを贈る。
「精神障害者が語る恋愛と結婚とセックス」を読もうと思ったわけ
子どもの頃からコミュニケーションが苦手で彼女がいたことがありません。
最近少し元気になったのかパートナーがほしいと思うようになりました。
今通っている作業所や地域活動支援センターでは恋愛の話は気恥ずかしくてできません。
また僕自身障害者が恋愛なんて無理と諦めている部分もあります。
でも他の当事者がどうやって恋愛してるんだろうと気になり、仲間を探すような気持ちでこの本を読もうと思いました。
障害者だって恋愛していいんだと、背中を押してもらいたかった部分もあります。
「精神障害者が語る恋愛と結婚とセックス」の内容紹介
今、思い返すと私はただ自分の未熟さや甘えを精神疾患があることに転嫁して逃げていただけだったんだと思います。
だから私のように逃げ道として精神疾患があることを伝えるのであれば相手が去ってしまうリスクは高まるのかもしれません。(略)
だから精神疾患ばかりに目を向けずに自分がなりたい人物像を描いておいたり、憧れる人を見つけて少しでも近づいていけるように努力していけば大きな問題ではないのではないかと思っています。(P.73)
お金がないということで嘲笑されることもあります。
肩身が狭い思いをすることもあります。(略)
それでもいいよと言ってくれる人がどこかにいるとまずは信じてみませんか?
そのときに背伸びをせず今の状況を正直に伝えることから始めてみてください。
そして完璧を求めるのではなく少しズレた価値観を大切にしてほしいです。
少しのズレはお互いの世界を広げてお互いの理解が深まっていくと思います。(P.77)
「精神障害者が語る恋愛と結婚とセックス」で学んだこと
この本を読んで精神障害者の恋愛は健常者の恋愛と大きくは変わらないなと感じました。
僕自身も精神疾患がありますが、元気な時はとても元気だし常識的な行動ができていると思います。
でもなにかのきっかけで体調が悪くなった時に色々な症状が出る。
その波に振り回されて辛いというのが、精神疾患あるあるではないでしょうか?
精神障害者は24時間365日ずっと妄想に取りつかれて危険な存在だ、というのは偏見です。
と言ってもこのブログを書いている今、僕はとても調子が悪いです…。
自分は弱みを見せるのが苦手なので、まずはヘルプを出すところから始めたいなと思いました。
あとは精神障害を言い訳にせず、自分を成長させることが大切なんだと思いました。
最近僕は新しい趣味を探して、色々な人とも会っています。
この調子で経験を積み重ねていきたいです。
「精神障害者が語る恋愛と結婚とセックス」のまとめ
僕自身精神障害者には恋愛できない、しちゃいけないという固定観念にとらわれていたなと気がつきました。
でもそれは失敗したくない、恥ずかしい思いをしたくないという気持ちの裏返しだったのかもしれません。
ただ低収入など現実的な課題もあるので、難しい問題ですね。
作業所の工賃を上げてほしいなあ…。
まずは色々な人との付き合いを怖がらず、楽しみたいと思いました。
この本を読んで障害の有無に関係なく、相手を一人の人間として尊重することの大切さを学びました。